2011-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスに少女は還る

600pもあるミステリ長編なのに、平日の数日、寝る間を惜しんで呼んでしまった傑作。クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)作者: キャロルオコンネル,Carol O’Connell,務台夏子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1999/09メディア: 文庫購入: 9人 クリック:…

歴史は「べき乗則」で動く

最近読んだ本について。歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)作者: マーク・ブキャナン,Mark Buchanan,水谷淳出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/08/30メディア: 文庫購入: 28人 …

水筒のお茶の冷やし方

熱湯から紅茶を入れた後、氷で冷やして水筒に入れたい。 じゃあ、どれくらいの氷が必要か?というお話。氷の凝結熱 ... 333(J/g) = L 水の比熱 .... 4.2(J/g・K) = C (0℃のとき、だけどこれで計算しちゃう)xを氷の量(g) 、yがお茶の量(g)で、がお茶の温度と…

生物と無生物のあいだ

本屋をうろうろしていたら、福岡伸一先生の著書を見つけて、表題のベストセラーを思い出した。生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブ…

煙突の力学 その2

煙突効果における流量の式: は、流速 v = Q/A とすると、圧力差と運動エネルギーの等式から算出できる。ベルヌーイの定理 によるものだ。 また、この式は、いわゆるナビェ・ストークス方程式で、鉛直z成分のみの定常流れを仮定し、粘性項を省略した次の偏微…

煙突の力学 その1

というわけで、煙突効果の基礎的なお話から。 "煙突効果"は、(煙突効果 - Wikipedia)要するに煙突中と外気の温度差による空気の密度差が負圧となって生じる流れである。英語版のwikiを調べると"Stack effect"とあって、この負圧の圧力差の式が載っている。 …

煙突の力学

少し前、父に相談されたことである。僕の実家には父の自慢の手作り薪ストーブがあり、これのおかげで冬はいつも暖かなのだが、今春からのシーズンオフ中に煙突の改造をしたいとのことだった。以前、父は友人の薪ストーブを見に行ったことがあり、その新しい…

mimetexを試す... ホールの定理

ホールの定理、または結婚の定理という。が、有限集合とする。 Sの横断集合とは、 で、すべてのiについて、 の X集合のこと。 Sの結婚条件とは、Sの任意の部分集合 について、 が成り立つこと。 ... ...

マトロイドとは

マトロイドとは、「独立構造」を含んだ集合の組のこと。 A) 独立集合族での定義:マトロイドは、 i) ii) ならば、 iii) で、 ならば、 B) 基族での定義:マトロイドは、 i) ii) で、 ならば、 C) 階数関数ρ(X) での定義:マトロイドは、 i) ii) iii) で、 最…

真摯な実践

真摯な実践とは、当事者である場合と、傍観者である場合の意見の違いを縮めること。 何処かの新聞コラムより。 同一化は不可能だが、近づけようと努力することが重要。震災の報道でこの考えを思い出した。

オーバーアチーブについてネットで調べた

オーバーアチーブとは、仕事の依頼者の「期待に応えて満足させる」だけでなく、期待を上回る結果を生み出すこと、だそうな。いわゆるハイパフォーマーと呼ばれる方々の仕事の多くがこれだとのこと。 つまり、基本的には肯定的な、高い能力の意味で使われるも…

地震と日本人

歴史的な巨大地震から、1週間経過してしまった。 あまりの惨状に、言葉を失い、胸が張り裂けそうになりました。 そして、僕に一体何ができるのだろうと考える日々でした。 まずは、被害にあった方々にご冥福をお祈りいたします。 そして、被災地に居られる方…

ミリガンの法則?

「奇妙なことに気づいたら、どれだけ奇妙か記録しよう!」 Maker より

とある大学に伝わる言い伝えだそうな

高校で学んだ数学は実は物理だった。 高校で学んだ物理は実は化学だった。 では数学は何で学んでいたのか? 実は国語で学んでいたのだ!!!

禅とオートバイ修理技術

先週はオートバイの写真を載せたので、以下の本を紹介。 禅とオートバイ修理技術〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)作者: ロバート・M.パーシグ,Robert M. Pirsig,五十嵐美克出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/02メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 51回この商品…

サブリミナル・マインドと京極ミステリ

前回、ゲーテの格言のあの2つを並べたのは、「知る」「行う」「経験する」「理解する」という認知や認識について、それぞれ辛辣に表現しているところがあったから。これで思い出したのが、以下の本。 サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書…

先週末は忙しくて更新できなかったのでゲーテの格言

「人間はなんと知ることの早く行うことの遅い生き物だろう」「経験したことを理解したことだと思い込んでいる人がたくさんいる」

バナッハ・タルスキーのパラドクス

前々回、いきなりなんで群論なんかを復習したかというと、最近次の本を読んでいたため。新版 バナッハ・タルスキーのパラドックス (岩波科学ライブラリー)作者: 砂田利一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/12/09メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 20…

群論の基礎

今週はなぜか群論の基礎。 パズルなどの仕組みを考えるのに群論は有用で復習する。 [群の定義] ・演算が集合に閉じている。 ・演算に結合則が成り立つ。 ・単位元の存在。 ・逆元の存在。 部分群は、群の中で群をなす部分集合、位数とは群の元の数。Xを群が…

あけおめことよろ

昨年スマートフォンを購入。 せっかくなのでメモがわりのブログを立ててみる。 普段はモレスキンのノートを持ち歩いていて、かなり重宝しているが、検索が弱い。 週に一回くらいノートの内容を覚え書きしておくブログとして利用してみる。